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03月20日-委員長報告、質疑、討論、採決-07号

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  1. 鉾田市議会 2015-03-20
    03月20日-委員長報告、質疑、討論、採決-07号


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    平成27年  3月 定例会(第1回)                  平成27年第1回               鉾田市議会定例会会議録 第7号                                                    平成27年3月20日 午後1時30分開議                                        出 席 議 員  議 長 17番  栗 田   洋 君       12番  畠   長 弘 君  副議長 11番  岩 間 勝 栄 君       13番  井 川 茂 樹 君      1番  小 沼   勝 君       14番  米 川 宗 司 君      2番  根 嵜   眞 君       15番  友 部 政 德 君      3番  小 沼 幸 義 君       16番  山 口   德 君      4番  出 沼 丈 夫 君       18番  田 口 清 一 君      6番  水 上 美智子 君       19番  堀 田 正 衛 君      7番  入 江   晃 君       20番  高 野   衛 君      8番  江 沼 久 男 君       21番  石 津 武 吉 君      9番  小 沼 俊 秀 君       22番  倉 川 陽 好 君                                        欠 席 議 員      な  し                                        出 席 説 明 者  市     長  鬼 沢 保 平 君      会 計 管 理 者  根 本 研 司 君  副  市  長  石 﨑   順 君      教 育 部 長  米 川 治 夫 君  教  育  長  鬼 澤   明 君      上 下 水道部長  人 見 國 昭 君  総 務 部 長  小 堤   明 君    農業委員会事務局長  久保田   篤 君  産 業 経済部長  山 口 勝 美 君      市 民 課 長  小 室 多 正 君  建 設 部 長  田 山 和 彦 君      税 務 課 長  田 﨑 信 二 君  健 康 福祉部長  長 洲 健 男 君      収 納 課 長  伊 東 洋 治 君 旭市民センター長  白 田 良 孝 君      保 険 年金課長  小 見 憲 男 君大洋市民センター長  入 江 雄 司 君      生 活 環境課長  小 沼 富 男 君                                        出席事務局職員  事 務 局 長  小野瀬 武 彦        庶 務 係 長  塙   啓 一  議 事 調査係長  清 宮 保 雄        書     記  坂 本 あすみ                                                        議 事 日 程 第 7 号                               平成27年3月20日(金曜日)                                    午後1時30分開議開議                                           日程第1 諸般の報告                                   日程第2 議案第1号ないし第7号について、委員長報告、質疑、討論、採決                議案第1号 平成27年度鉾田市一般会計予算                         議案第2号 平成27年度鉾田市国民健康保険特別会計予算                   議案第3号 平成27年度鉾田市後期高齢者医療特別会計予算                  議案第4号 平成27年度鉾田市介護保険特別会計予算                     議案第5号 平成27年度鉾田市農業集落排水事業特別会計予算                 議案第6号 平成27年度鉾田市公共下水道事業特別会計予算                  議案第7号 平成27年度鉾田市水道事業会計予算                 日程第3 議議案第2号について、提案説明、質疑、討論、採決                      議議案第2号 鉾田市議会委員会条例の一部改正について             日程第4 要望書の取扱いについて、委員長報告、質疑、討論、採決                    要望書 国道51号路線バス運行に関する要望書の取扱いについて          日程第5 請願第27-1号について、委員長報告、質疑、討論、採決                     請願第27-1号 「手話言語法」制定を求める意見書の提出を求める請願書      日程第6 閉会中の継続審査について                                                                    1.本日の会議に付した事件                                議事日程のほか追加日程第1 議議案第3号 国道51号路線バス運行の早期実現を求める要望書の提出について  追加日程第2 議議案第4号 「手話言語法」制定を求める意見書の提出について                                                                午後 1時31分開議 △開議の宣告 ○議長(栗田洋君) 皆さん、こんにちは。 ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しておりますので、ただいまから平成27年第1回鉾田市議会定例会を再開いたします。 これより本日の会議を開きます。 △諸般の報告 ○議長(栗田洋君) 日程第1 諸般の報告を行います。 地方自治法第121条の規定に基づき説明のため出席した者は、市長ほか17名であります。報告いたします。 次に、経済建設常任委員会委員長から、所管事務調査の結果について、会議規則第110条の規定により報告を行いたいとの申し出がありましたので、この際、これを許します。経済建設常任委員会委員長、畠 長弘君。          〔経済建設常任委員会委員長 畠 長弘君登壇〕 ◎経済建設常任委員会委員長(畠長弘君) 平成27年3月18日に経済建設常任委員会において、所管事務調査を行いましたので、鉾田市議会会議規則第110条の規定により報告いたします。 調査内容は、豚流行性下痢(PED)に係る対応経過と今後の対策についてであります。 執行部担当職員の出席を求め所管事務調査を行いました。豚流行性下痢(PED)は、人には感染しない豚特有の病気であります。ウイルスが感染することにより下痢や嘔吐を引き起こすもので、届出伝染病であり、殺処分を必要とする病気ではありませんが、生後10日未満の子豚の死亡率が高い病気であります。対応経過については、市内で発生する以前から家畜飼養者全員防疫対策通知をし、以降、情報提供注意喚起消石灰配布PEDワクチン予防接種費用補助金の交付を行ってきましたが、今年になり市内で発生が相次ぎ、鉾田市全域が特別防疫対策地域に指定され、再度情報提供注意喚起消石灰配布等を実施したところであります。 最低気温12度以上になる5月下旬ごろの、季節が暖かくなると終息する傾向にあるようですが、冬期になると毎年危険性を負っているということであります。畜産業は本市の基幹産業であることから、執行部には早目早目防除対策を講じるよう要望いたしました。 以上、報告いたします。 ○議長(栗田洋君) 以上で諸般の報告を終わります。 △議案第1号 平成27年度鉾田市一般会計予算 議案第2号 平成27年度鉾田市国民健康保険特別会計予算 議案第3号 平成27年度鉾田市後期高齢者医療特別会計予算 議案第4号 平成27年度鉾田市介護保険特別会計予算 議案第5号 平成27年度鉾田市農業集落排水事業特別会計予算 議案第6号 平成27年度鉾田市公共下水道事業特別会計予算 議案第7号 平成27年度鉾田市水道事業会計予算 ○議長(栗田洋君) 日程第2 これより議案第1号ないし第7号について一括して議題といたします。 予算特別委員会の審査の経過並びに結果について報告願います。予算特別委員会委員長岩間勝栄君。          〔予算特別委員会委員長 岩間勝栄君登壇〕 ◎予算特別委員会委員長岩間勝栄君) 3月16日の本会議で予算特別委員会が設置され、議案第1号から第7号議案である平成27年度の当初予算案が本委員会に付託されました。3月17日、18日及び19日に委員会を開催し、各部ごとに所管する予算について審議を行いましたので、その結果について報告いたします。 最初に、総務部所管予算質疑では、(仮称)鉾田市民交流館整備事業について、用地取得に関する内容や今後のタイムスケジュールに関して質疑を行いました。今後は、基本設計が終了する平成27年9月ごろに、再度市民説明会を行う予定であるとのことでした。 大洗鹿島線支援事業については、老朽化対策として行う車両の更新や利用者数の推移などに関する質疑のほか、イメージアップ運動として沿線市町や県とさらなるタイアップをしてPRするよう求めました。 そのほか、まち・ひと・しごと創生総合戦略策定事業公共施設等総合管理計画策定事業など、所管する事業についての予算質疑を行いました。 次に、市民部所管予算質疑では、ラムサール条約登録推進事業についての質疑の中で、涸沼の周辺環境整備予算措置を求めるとともに、ラムサール登録推進協議会についても、登録後も継続して会議を行い、交流人口の増加につなげるよう提言しました。 社会保障・税番号(マイナンバー)の制度導入に伴う個人番号カードの交付については、個人情報が漏えいしないようセキュリティー対策を万全にするよう求めました。 クリーンセンター維持管理について、将来的には、鉾田・行方・潮来の3市が連携して、広域的なごみ処理施設を整備することを目指して、当面は10年を目標に延命化に努めるとのことでした 次に、産業経済部所管予算質疑では、特にブランドアップ推進事業やうまかっぺフェスタ開催事業に対して質疑が集中しました。そのほかにも、(仮称)プレミアム商品券発券事業新規就農総合支援事業など、数多くの事業に対して活発な質疑が行われました。 また、地籍調査については、平成33年度までに全地区の終了を目指して事業の推進に当たるとの答弁がありました。 次に、農業委員会所管予算質疑では、農業委員の選出方法に関して質疑があり、今後は選挙制度を廃止して、議会の同意を得て市長が選任する方法に、国が見直しを進めているとの説明がありました。 次に、建設部所管予算質疑では、市道維持補修事業市道整備事業に対して詳細な質疑がありました。その中で区長から改めて整備要望のあった160カ所以上の道路についても、優先順位の見直しを求める声がありました。 また、市営住宅に関して、水道料金も含めて滞納整理に努めるよう強く要望しました。 次に、上下水道部予算質疑では、公共下水道事業について、供用開始から3年以内に早期接続された場合に3万2,000円の奨励金が交付されることなどを周知して、なお一層の加入促進に努めるとのことでした。 それから、水処理センター周辺の草刈りについて、今後は地元や環境団体とよく協議して進めるよう要望しました。 次に、健康福祉部所管予算質疑では、臨時福祉給付金支給事業老人福祉センターともえ荘の耐震診断調査などに対して質疑が行われました。 それから、ほっとパーク鉾田やとっぷ・さんて大洋の運営委託料については、ランニングコストの削減に努めるよう提言しました。 また、介護保険特別会計予算では、施設介護サービス給付費が大幅に増額となることに対して質疑がありました。その要因としては、平成27年9月に新たに70床の老人福祉施設がオープンとなることなどが考えられるとのことでした。 次に、教育部所管予算質疑では、主に小中学校の体育館等耐震補強工事鉾田北中学校区及び鉾田南中学校区の統合小学校整備事業など、大規模な工事関係の予算に対して質疑が行われました。体育館の耐震補強工事については、夏休みを中心にして4~6カ月の期間で実施するとのことでした。 そのほか、茨城国体開催準備事業図書館資料収集事業など、所管する事業についての予算質疑を行いました。 質疑に続いて討論に入ると、第1号、第3号及び第4号の議案について討論が行われました。 議案第1号では、市長の施政方針にあった「復興から飛躍へ」の予算計上が不十分などを理由とした反対討論に対し、前年度と比較しても10億5,000万円の増となる大型予算であり、市民サービス維持向上に向けた施策が予算計上されているとの賛成討論がありました。 議案第3号では、高齢者の生活環境が厳しい状況に置かれている中、以前の老人保健制度に戻すようにとの反対討論に対し、後期高齢者に対し、医療の確保及び健康の保持増進を図るための予算編成となっているとの賛成討論がありました。 議案第4号では、消費増税分社会保障費の充実に反映されていないとの反対討論に対し、介護サービス保険給付はもとより、利用者負担軽減制度などの適切な予算措置がなされているとの賛成討論がありました。 採決の結果、議案第2号並びに第5号から第7号については、全会一致により原案のとおり可決、議案第1号、第3号及び第4号については、賛成多数により原案のとおり可決されました。 以上、報告いたします。 ○議長(栗田洋君) 以上で特別委員会委員長の報告は終わりました。 これより委員長報告に対する質疑に入ります。 それでは、質疑を許します。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(栗田洋君) 質疑なしと認めます。 よって、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。石津武吉君。 ◆21番(石津武吉君) 21番石津武吉でございます。私は、議案第1号の平成27年度鉾田市一般会計予算について、反対の立場から討論を行います。 今年は、戦後70年という節目の年であるとともに、鉾田市が誕生して10周年という、そうした節目の年が重なったところでございます。国のほうの大きな経済状況は、今大手自動車メーカーを中心にして輸出関連企業は空前の利益を上げています。しかし、一般の国民、市民のほうは、消費税8%に引き上げられた後、個人消費は一向に回復していません。そういう状況の中、今年の予算がつくられるわけでございますが、私は幾つかの点で反対といいましょうか、疑問の点がたくさんありました。また、改善しなくてはならないこともたくさんある、そういう立場で討論を行いたいと思います。 特に農業振興農林水産業関係予算質疑においては、委員長の報告は活発な質疑があったとありましたが、実際は農業関係の担当課は集中砲火を浴びていました。特にブランドアップ関連の事業、あるいはブランドアップ振興協議会への補助金のあり方について、やはりさまざまな疑問と改善が寄せられたところでございまして、私も、こうしたブランドアップ振興協議会への補助金などは、10分の10という特別な補助率でありまして、これが一旦補助金として出ていくと、何に使われているのか、ほとんど監査委員とかそういう人以外はわからないという状況でございます。そういうあり方はそろそろ改善していくべきではなかろうかと、このように思っておるところでございまして。 もう一点は、鉾田市長トップセールスと言って、いろいろ全国各地へ宣伝のために鉾田市の農産物の広告に歩いておりますけれども、しかし、こうしたことができるのは、やはり農協というのが、これがしっかりと存在をして、市場においてやはり価格交渉、これがあるからでありまして、これ抜きに大手スーパーや消費者と対抗していくということはできないのであります。そういう、今農政改革が叫ばれている中で、やっているのは農協をつぶそうということ以外に考えられないのでありまして、こうした政府自民党のこの農協改革への警戒心が足りないのではなかろうかと、このように考えております。 それから、土木費関係で、これも大きく質疑がなされました。予算額は結構大きく伸びておりますが、しかし伸びたのは合併関連特例債事業や27年度までにやらなくてはならないというような、期限が迫っている道路を今回はやり上げてしまおうと、そういう予算でありました。住民が求めているのはそういうことではなしに、身近な生活道路をもっと直してくれと、こういう声でありましたので、そこについての市長の意気込みはほとんど考えられない予算になっております。当然のごとく優先順位を見直す、このことは正当であろうと私は主張したいところでございます。 民生費や社会保障の問題で、これもほっとパークやとっぷ・さんてへの多額の委託料、施設の修繕費、2億円を超えるところでございます。こうした多額の委託料は依然として改善される傾向にはありません。やはり一刻も早く、このような多額の赤字とも言えるようなものについて改善すべきと、私は主張したいところでございます。 それから、社会保障においても、政府が今年の予算に示しているように、軍事費は大幅に伸ばしたが、社会保障福祉関係は大幅に削減し、介護保険料などの引き上げを行い、さらには保育料の時間外についても料金を引き上げてしまいます。そういうことでは、本当に市民の暮らしや、それから福祉、命、こういうところがしっかり守られていかないと思います。やはりいのちとくらしの先進都市、これを貫いてもらいたいと。 それから、地方再生事業についてでありますが、これは政府が、地方にはまだまだアベノミクスの経済効果が及んでいないというようなことで、いわゆる農村地域へのこの支持基盤への厚い手当てをしようと、こういうような出発点で始まった事業と考えますが、これはこれでやっぱり有効に利用していかなくてはならないところです。しかしながら、鉾田市のこの行財政事業プレミアム商品券とかいろいろやっているようですが、今やらなくてはいけないことは、若い人たちの雇用の確保、それから結婚、出産、子育て支援、これにもっと地方再生事業をしっかりと充て、これに当たっていくべきではなかろうかと、このように考える次第でございます。 さらに、最後になりますが、本市において職員のモラルの問題や、それから綱紀粛正等々のことが噴出しております。鬼沢市長は3期目の市長とともに、鉾田町長も6年ほど務められました。合わせて16年ほどになろうかと思いますが、そうした長期政権であります。そのやはりひずみといいましょうか、政権内部におけるたがが緩んでいるのではなかろうかと、そのように感じておりますので、しっかりと市政運営に臨んでいくべきであろうと、このようなことを述べて、私は反対の討論を終わるものであります。 ○議長(栗田洋君) 次に、賛成者の発言を許します。倉川陽好君。 ◆22番(倉川陽好君) 平成27年度一般会計予算に対しまして、賛成の立場から討論を行います。 今年度の予算総額は、前年度より10億5,000万円増の210億9,000万円です。主な歳入の市税は、前年より0.9%減の44億278万円と、厳しい財政状況が続いておりますが、今年度は鉾田市制10年になります。そのための記念事業としての記念式典や、当鉾田市のマスコットキャラクター「ほこまる」に代表される日本一のメロンのコンテストや静岡での大会への参加と、基幹産業の農業のさらなる進化を図るための国の施策、地方創生事業でのブランドアップ事業への取り組みと、さらなる進化を、農業従事者をふやすための国の補助事業新規就労支援事業や、市の農産品や加工品を一堂に集めてのうまかっぺフェスタでの消費者へのアピールにも、継続して取り組んでおります。また、北浦や涸沼、湖沼を有する当市が、県や隣接町村と取り組むラムサール条約への登録へ向けたラムサール条約国際会議への参加の取り組み、市民の皆様の、また国の支援によるプレミアム商品券の発行、この事業により市内小売業者の活性化、市民の皆様への購買意欲を高めるためにも積極的に取り組んでほしいと思います。 明治時代からふえ続けた日本の人口がマイナスに転じて7年目、少子化問題は国を挙げての大きな課題でもあります。それらの対策の一つとして、市で進めています学校再編計画の最初の小学校の北中学校区の小学校建設が着工し、また今年度予算で南中学校区の小学校建設に向けた土地の取得のための不動産鑑定基本計画が進められるようであります。合併の特例債事業道路建設も着実に進められ、目玉事業市民交流館事業も、土地の取得、基本計画等の予算も組まれ、市内の児童から高齢者までの利用が見込まれる施設であります。 また、福祉関係でも、地域生活支援センター臨時福祉給付金支給事業、戦後70年を迎える本年、今まで3地区に分かれていた遺族会も今年から1つの組織になり、節目の年に戦没者追悼式の開催と市民サービス維持向上に施策が予算計上されていると私は理解いたします。 以上の理由により、平成27年度一般会計予算に対しまして賛成の意を表しまして、討論を終わります。 ○議長(栗田洋君) ほかに討論ありますか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(栗田洋君) 討論なしと認めます。 次に、議案第3号について討論の通告があります。これを許します。石津武吉君。 ◆21番(石津武吉君) 私は、議案第3号 平成27年度鉾田市後期高齢者医療特別会計予算について反対の立場で討論を行います。 前々から私主張しておりますけれども、例えば高齢者が夫婦である場合、75歳以上と75歳未満で何で別々の保険に入らなくちゃいけないのか、片方は後期高齢者医療、片方は国保などのまた別の医療保険、こういう75歳以上のくくりでするのはもうやめにすべきではなかろうかと、このように考えておりますし、人権上も大きな問題があると考えるものであります。以前のように、高齢者の医療制度は原則無料と、こうした老人保健制度などに戻すベき、このことを私強く主張しておりますし、またそのことを今思っているところでございます。今のようなやはり制度ではなくて、きっちりとしたわかりやすい制度にすべきではなかろうかと思うところでございます。 さらに、この制度が茨城県のそうした後期高齢者医療連合では、うまくいっているなどと言っておりますけれども、そういうことは決してないと思います。今後も窓口負担の増額、さらにはいろいろな負担割合を引き上げる、こういうことがもう既に計画され、狙われているところでございます。一刻も早くこうした制度をやめることを主張し、私は反対の立場から討論を終わります。以上です。 ○議長(栗田洋君) 次に、賛成者の発言を許します。入江 晃君。 ◆7番(入江晃君) 議案第3号 平成27年度鉾田市後期高齢者医療特別会計予算について、賛成の立場から討論を行います。 そもそもこの後期高齢者医療制度は、同じ県内に住みながら、市町村の財政により同じサービスが受けられない、また75歳以上の方の医療費が各市町村にかなりの圧迫をさせておりました。そこで、県で広域医療制度として、誰もが同じサービスと医療費の削減の目的に国の指導を受け、設立をいたしました。安定した事業が現在行われております。これをもとに戻せば、一般市民保険給付を脅かすような事態にまた陥ります。後期高齢者医療制度は現役世代が加入する被用者保険などが負担する支援金及び国や地方自治体の公費等で賄われ、安定した事業運営がなされております。 厚生労働省のまとめた平成25年度の決算によると、後期高齢者医療制度保険給付は、高齢化の進展に伴い、前年度よりおよそ4,500億円もふえております。13兆1,383億円と、過去最高を更新しております。我が鉾田市においても、保険給付もおよそ1億円ふえて52億円に上り、ますます増加傾向にあります。これらのことを踏まえ、医療費抑制のため、高齢者健診等を積極的に実施するとともに、後期高齢者医療制度の運営主体である茨城県後期高齢者医療広域連合と連携をし、円滑に事業を運営していくため、予算として平成27年度の歳入歳出の予算額を4億3,974万1,000円とし、前年度と比較して209万7,000円、0.5%の減といたしました。後期高齢者に対し医療の確保及び健康の保持増進を図るための予算編成となっております。 以上の理由から、議案第3号 平成27年度鉾田市後期高齢者医療特別会計に賛成を表明し、賛成討論を終わります。
    ○議長(栗田洋君) ほかに討論はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(栗田洋君) 討論なしと認めます。 次に、議案第4号について討論の通告がありますので、これを許します。石津武吉君。 ◆21番(石津武吉君) 21番石津です。議案第4号 平成27年度鉾田市介護保険特別会計予算について、反対の立場から討論を行います。 なぜ今この時期に介護保険料を鉾田市ではこんなに上げなくてはいけないのか、そういうきっちりした理由説明もなく、こうした値上げを強行するのは、手法としては非常によくないと思います。特に昨年消費税を5%から8%に引き上げて、その上がった分は全て社会保障に回すと言ってきたその約束が守られておりません。いろいろなところへ回ったかと思いますが、国民年金のほうへ回ったのだかよくわかりませんが、そういうところへ回ってしまったと思います。本来の、政府が言ってきたように社会保障に回すべきなのであります。今回の保険料の大幅な引き上げは到底認めることができませんし、特に年寄りの人には年金から天引きされるのであります。2カ月分が介護保険料として天引きされるのであります。その受け取り額の減ったことを嘆くことを考えてみてください。そういうことを思えば、このような大幅な介護保険料の引き上げはできないのではないでしょうか。 今こそ鉾田市は、この社会保障の減額、これに乗るのではなくて、やはり温かいそうした施策をとるべきではなかろうかと、このように考える次第でございます。 以上の趣旨で反対し、討論を終わります。 ○議長(栗田洋君) 次に、賛成者の発言を許します。米川宗司君。 ◆14番(米川宗司君) 議案第4号 平成27年度鉾田市介護保険特別会計予算について、私は賛成の立場から討論を行います。 介護保険制度につきましては、ご承知のとおり高齢化が急速に進行している中、要介護高齢者や介護をする方の数も増加する見通しで、サービス提供体制の見直しがなされているところです。これらの介護を人的及び経済的に軽減するため、必要不可欠な社会保険制度であります。このような状況で、平成27年度予算ですが、高齢者福祉計画、介護保険事業計画を策定するに当たり、給付分析やニーズ調査などにより課題を把握し、住民や関係者の意見を踏まえた計画策定を推進してまいりました。また、介護サービス保険給付はもとより、介護保険被保険者に対する利用者負担額軽減のための支援事業、第1号保険料の減免の措置など、適切な予算措置がなされており、地域支援事業につきましても、地域包括支援センターを中心とした高齢者の総合相談や介護予防事業等の展開を図り、介護を必要とされる方々はもとより、高齢者の方々ができる限り要介護状態にならないよう、住みなれた地域で安心して生活を送るための介護保険事業の展開、発展、充実を求めるものであります。 以上の理由から、私は平成27年度鉾田市介護保険特別会計歳入歳出予算認定に賛成をし、討論を終わります。 ○議長(栗田洋君) ほかに討論はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(栗田洋君) 討論なしと認めます。 以上で討論を終結いたします。 これより採決を行います。 この際、申し上げます。起立採決する際、江沼久男君においては起立することが困難なため、江沼久男君に限り、挙手の方法を認めることといたします。 それでは、議案第1号 平成27年度鉾田市一般会計予算について採決いたします。本案は起立により採決いたします。 お諮りいたします。議案第1号を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(栗田洋君) 起立多数であります。 よって、議案第1号は可決されました。 次に、議案第2号 平成27年度鉾田市国民健康保険特別会計予算について採決いたします。 お諮りいたします。議案第2号を原案のとおり可決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(栗田洋君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第2号は可決されました。 次に、議案第3号 平成27年度鉾田市後期高齢者医療特別会計予算について採決いたします。本案は起立により採決いたします お諮りいたします。議案第3号を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(栗田洋君) 起立多数であります。 よって、議案第3号は可決されました。 次に、議案第4号 平成27年度鉾田市介護保険特別会計予算について採決いたします。本案は起立により採決いたします。 お諮りいたします。議案第4号を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(栗田洋君) 起立多数であります。 よって、議案第4号は可決されました。 次に、議案第5号 平成27年度鉾田市農業集落排水事業特別会計予算について、議案第6号 平成27年度鉾田市公共下水道事業特別会計予算について及び議案第7号 平成27年度鉾田市水道事業会計予算について一括して採決したいと思いますが、これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(栗田洋君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第5号ないし議案第7号については一括して採決いたします。 お諮りいたします。議案第5号ないし議案第7号については、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」呼ぶ者あり〕 ○議長(栗田洋君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第5号ないし議案第7号については可決されました。 △議議案第2号 鉾田市議会委員会条例の一部改正について ○議長(栗田洋君) 日程第3 議議案第2号 鉾田市議会委員会条例の一部改正についてを議題といたします。 提出者から提案理由の説明を願います。提出者、議会運営委員会委員長、堀田正衛君。          〔議会運営委員会委員長 堀田正衛君登壇〕 ◎議会運営委員会委員長(堀田正衛君) 議議案第2号について提案説明を行います。 鉾田市議会委員会条例の一部を改正する提案理由。 改正理由。さきの第186回通常国会において、教育委員長と教育長を一本化した新たな責任者(新教育長)を置くことなどを内容とする「地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律」とあわせ、地方自治法第121条(長及び委員長等の出席義務)が改正されたため、鉾田市議会委員会条例第21条中「教育委員会の委員長」を「教育委員会の教育長」に改めるのが今回の改正の趣旨であります。 なお、同条中のもう一つの改正事項である「法令又は条例に基づく」を「法律に基づく」に改めることについては、平成11年の地方自治法改正に合わせた改正です。(平成11年法律第87号 地方分権の推進を図るための関係法律の整備等に関する法律による地方自治法改正の第121条の改正部分) また、「地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律」の附則には、現在の教育長と教育委員会の委員長の任期についての経過措置が規定されているため、本条例にも経過措置を設けております。 以上、提案いたします。 ○議長(栗田洋君) これより議案に対する質疑に入ります。 なお、質疑は、会議規則第55条第1項の規定で、その範囲を超えてはならないこと、第56条の規定で、同一議員につき、同一議題について3回を超えることができないこと、この点ご注意願います。 それでは、質疑を許します。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(栗田洋君) 質疑なしと認めます。 よって、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。議議案第2号については、会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(栗田洋君) ご異議なしと認めます。 よって、議議案第2号については、委員会付託を省略することに決定いたしました。 これより討論に入ります。討論を許します。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(栗田洋君) 討論なしと認めます。 よって、討論を終結いたします。 これより採決を行います。議議案第2号について採決いたします。 お諮りいたします。議議案第2号を原案のとおり可決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(栗田洋君) 異議なしと認めます。 よって、議議案第2号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 △国道51号路線バス運行に関する要望書の取扱いについて ○議長(栗田洋君) 日程第4 国道51号路線バス運行に関する要望書の取扱いについてを議題といたします。 総務企画常任委員会委員長から審査の経過並びに結果についてご報告を願います。総務企画常任委員会委員長、倉川陽好君。          〔総務企画常任委員会委員長 倉川陽好君登壇〕 ◎総務企画常任委員会委員長(倉川陽好君) 総務企画常任委員会審査報告書。 平成27年第1回鉾田市議会定例会において、当委員会へ付託された事件について審査の結果、下記のとおり決定したので、鉾田市議会会議規則第110条の規定により報告いたします。                      記1 事  件  国道51号路線バス運行に関する要望書の取扱い2 審査期日  平成27年3月17日(火)3 審査結果  採択4 審査経過 3月4日の本会議において、総務企画常任委員会に付託された「国道51号路線バス運行に関する要望書」の取扱いについて、3月17日委員会を開催し、審査を行いましたので、その経過と結果について報告いたします。 本件に関する経過と今後のスケジュール等について、執行部の出席を求め審査を行いました。 説明では、昨年10月8日に茨城県交通対策室より、市町村公共交通再編支援モデル事業について説明を受け、国の補助事業である地域公共交通確保維持改善事業費補助金(地域公共交通調査事業)の事前計画の概算交付申請書を本年2月13日に提出したところであり、今後、4月に本申請、9月ごろから2カ月程度の試験運行を行い、利用状況等について分析・検討を重ねるとのことでした。 委員からは、国、県、そして事業者との調整に期間を要することも承知するが、国からおりてくるのを待つのではなく、交通弱者の人たちにとっては切実な問題なので、一日も早く実現するよう積極的に働きかけるべきであるとの意見がありました。 当委員会は、全会一致で本要望書を採択することに決定し、議会としても市民の切実な声を重く受けとめ、執行部に対して積極的に働きかけていくべきであるとの意見が出ました。 以上、総務企画常任委員会委員長の報告を終わります。 ○議長(栗田洋君) 以上で委員長の報告は終わりました。 ただいまの委員長報告について質疑に入ります。それでは、質疑を許します。堀田正衛君。 ◆19番(堀田正衛君) 国道51号路線バスの運行ということですが、このバスの起点と終点、その間どういう経路なのかをちょっとお知らせください。 ○議長(栗田洋君) 倉川陽好君。 ◎総務企画常任委員会委員長(倉川陽好君) 起点とか終点とか、まだそのような段階ではございませんので、これにつきましてはいろいろな説があって、過日大洗の町長に話を聞かれましたけれども、大洗町では、町内だけを自分たちで回っているバスと、ひたちなかを起点として大洗町に来る路線バスがあります。その路線バスについて鉾田市まで延長することもどうなのかということで、鉾田市ではどのように考えていますかということを聞かれましたが、私は執行部とこのような話をしておりませんので、内容についてはわかりませんという答弁をしました。 また、今回の審査経過について、このようなものを執行部に出すだけで、まだバスの停留所、それらについての具体的な動きは、これから執行部と話をしながら隣接町村との話し合いのもとに、茨交バス、いろいろなところと協議をしながら進めることになるのか何かは、これは執行部のほうに要望ですので、議会には執行権がありませんので、そのようなことでご理解いただきたいと思います。 ○議長(栗田洋君) 堀田正衛君。 ◆19番(堀田正衛君) バスを運行する要望書ということで、51号をただ走るというだけでは、やはり今まで従来路線バスが走っていた停留所、その路線を、以前走った路線をまた運行してもらいたいという要望なのかなと思いましたが、起点がわからない、終点がわからない、また停留所も新たに協議して決定するような内容では、ちょっといかがなものかと思いますので、本来であれば、これ当然この鉾田市の住民からの要望ですので、51号線、起点が大洗から鉾田とか、鹿嶋とか、そういう話が当然出ていいのではないかなと思うのですけれども、その内容に少し問題があるように私は思っております。以上です。 ○議長(栗田洋君) 倉川陽好君。 ◎総務企画常任委員会委員長(倉川陽好君) 今堀田議員さんから問題があるということを聞きましたけれども、私が市長なら当然答弁できますけれども、私は議員ですから、このようなことに対しましては、旭地区の市民の皆さんから、やはり鉾田市の高校へ通う、また市内の中学校、小学校へ通うのに不便を来している。また、高齢者のそういうような交通問題に対して非常に厳しい状況にあるということをお聞きしました。その結果、区町会でも市長に対して、これは陳情書を出した経過があります。 また、内容を精査してくると、執行部のほうもいろいろ考えているのは、現在通学バスとして昭和観光が運行しているということも事実なようでありますので、これらについてどのようにしていくかは、これから執行部と、私たち委員会の手は離れましたので、執行部がこれからこの請願をもとにどのようにするかということでありますので、議会で反対とか何かというような立場はできないと思います。以上です。 ○議長(栗田洋君) 堀田正衛君。 ◆19番(堀田正衛君) 反対云々より、今これ51号路線バスを走らせるということで、結局、仮に大洗から51号を経由して鉾田の市内へ入ってもらいたいと、そして高校生の、一高、二高の生徒の通学に利用するとか、また一般の人もそういう形で利用したいという、だから起点、終点、または中間点でもいいですけれども、ただ51号線を走らせるのでは、極端な話、水戸、51号を通って鹿嶋へ行くというふうに私は捉えたわけなので、質問したわけです。以上です。 ○議長(栗田洋君) 倉川陽好君。 ◎総務企画常任委員会委員長(倉川陽好君) 路線バスについては、堀田議員が言いましたけれども、今の走っている茨交は以前から走っていた、また延長ということで、国のほうの認可を受けるのに、受けやすいというような状況はあるということでありますが、これから鹿嶋のバスを運行するとなると、国のほうの認可も受けませんし、また市のほうがいろいろ考えなくてはいけないのは、現在出久根とかいろいろな、一高とか二高にバスも通学している、やっている、そういうような状況等をいろいろ勘案して、これから進めていくことでありまして、議会がどうこうという問題ではないと思いますので、私は堀田さんの意見にはちょっと、私は答弁はできないと思います。 ○議長(栗田洋君) ほかに質疑はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(栗田洋君) 質疑なしと認めます。 よって、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。討論を許します。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(栗田洋君) 討論なしと認めます。 よって、討論を終結いたします。 これより採決を行います。国道51号路線バス運行に関する要望書の取扱いについて、委員長報告は採択であります。 お諮りいたします。委員長報告のとおり、本要望書については採択することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(栗田洋君) 異議なしと認めます。 よって、本要望書は採択とすることに決定いたしました。 10分間休憩いたします。                午後 2時32分休憩                                                        午後 2時44分開議 ○議長(栗田洋君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 △日程の追加 ○議長(栗田洋君) お諮りいたします。 ただいま総務企画常任委員会委員長から、議議案第3号 国道51号路線バス運行の早期実現を求める要望書の提出について提出されましたが、これを日程に追加し、追加日程第1として、直ちに議題としたいと思います。これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(栗田洋君) 異議なしと認めます。 よって、議議案第3号 国道51号路線バス運行の早期実現を求める要望書の提出についてを日程に追加し、追加日程第1として議題とすることに決定いたしました。 △議議案第3号 国道51号路線バス運行の早期実現を求める要望書の提出について ○議長(栗田洋君) 追加日程第1 議議案第3号 国道51号路線バス運行の早期実現を求める要望書の提出についてを議題といたします。 提出者から提案理由の説明を願います。提出者、総務企画常任委員会委員長、倉川陽好君。          〔総務企画常任委員会委員長 倉川陽好君登壇〕 ◎総務企画常任委員会委員長(倉川陽好君) ただいまは議員の皆様方にはありがとうございました。 議議案第3号、鉾田市長・鬼沢保平殿。鉾田市議会。 国道51号路線バス運行の早期実現を求める要望書の提出について。 国道51号沿線地域の重要な公共交通機関として、大洗町から鉾田駅間を運行していた茨城交通バスが、平成19年9月30日廃止になったことにより、沿線の児童生徒及び高齢者等、いわゆる交通弱者にとっては、公共的な交通機関がなくなり、大変な不便を来している状況にあります。 このような現状を踏まえ、平成26年12月26日付で、国道51号沿線の旭地区行政区長20名の署名をもって、当市議会議長宛てに「国道51号路線バス運行の早期実現を求める要望書」の提出があったところであり、議会としても市民の切実な声を重く受けとめているところであります。 つきましては、市執行部におきましても、国道51号路線バス運行の早期実現を図るよう各関係機関に積極的に働きかけるよう強く要望いたします。 ○議長(栗田洋君) お諮りいたします。ただいま説明がありました議議案第3号については、本日、質疑、討論、採決をしたいと思います。これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(栗田洋君) ご異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたしました。 これより議案に対する質疑に入ります。それでは、質疑を許します。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(栗田洋君) 質疑なしと認めます。 よって、質疑を終結いたします。 議議案第3号については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(栗田洋君) ご異議なしと認めます。 よって、議議案第3号については、委員会付託を省略することに決定いたしました。 これより討論に入ります。討論を許します。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(栗田洋君) 討論なしと認めます。 よって、討論を終結いたします。 これより採決を行います。議議案第3号について採決いたします。 お諮りいたします。議議案第3号を原案のとおり可決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(栗田洋君) ご異議なしと認めます。 よって、議議案第3号は可決することに決定いたしました。 △請願第27-1号 「手話言語法」制定を求める意見書の提出を求める請願書 ○議長(栗田洋君) 日程第5 請願第27-1号 「手話言語法」制定を求める意見書の提出を求める請願書についてを議題といたします。 厚生文教常任委員会委員長から審査の経過並びに結果について報告を願います。厚生文教常任委員会委員長、米川宗司君。          〔厚生文教常任委員会委員長 米川宗司君登壇〕 ◎厚生文教常任委員会委員長(米川宗司君) 当委員会へ付託された請願第27-1号について、審査の結果を鉾田市議会会議規則第110条の規定により報告いたします。 3月4日の本会議において、厚生文教常任委員会に付託されました請願第27-1号 「手話言語法」制定を求める意見書の提出を求める請願について、3月19日委員会を開催し、請願紹介議員の出席を求め審査を行いました。 審査経過と結果について、鉾田市議会会議規則第110条の規定により報告いたします。 平成18年に採択された国連の障害者権利条約においては、言語に「手話」が含まれると明記されました。しかし、現状では手話教育が十分に行われていないことや、手話通訳者の派遣の範囲が市町村の財政によって違ってしまうことなど、環境整備はいまだ不十分であるとのことでした。また、口話法では、聾者にとって言葉の伝達に不便を来す場合もあるとのことでした。そのため、手話が言語であることを広く国民に広め、聾者を含め、誰もが平等に生活できる環境整備に向けた法整備が進められるべきと考え、「手話言語法」の制定を求める意見書の提出を求める本請願の趣旨は妥当であると意見が一致しました。 採決の結果、全会一致で採択とすることに決定しました。 以上、報告いたします。 ○議長(栗田洋君) 以上で委員長の報告は終わりました。 ただいまの委員長報告について質疑に入ります。それでは、質疑を許します。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(栗田洋君) 質疑なしと認めます。 よって、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。討論を許します。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(栗田洋君) 討論なしと認めます。 よって、討論を終結いたします。 これより採決を行います。請願第27-1号 「手話言語法」制定を求める意見書の提出を求める請願書についてに関する委員長報告は採択であります。 お諮りいたします。委員長報告のとおり請願第27-1号を採択することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(栗田洋君) ご異議なしと認めます。 よって、請願第27-1号は採択することに決定いたしました。 暫時休憩いたします。                午後 2時53分休憩                                                        午後 2時54分開議 ○議長(栗田洋君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 △日程の追加 ○議長(栗田洋君) お諮りいたします。 ただいま厚生文教常任委員会委員長から、議議案第4号 「手話言語法」制定を求める意見書の提出についてが提出されました。これを日程に追加し、追加日程第2として、直ちに議題としたいと思います。これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(栗田洋君) ご異議なしと認めます。 よって、議議案第4号 「手話言語法」制定を求める意見書の提出についてを日程に追加し、追加日程第2として議題とすることに決定いたしました。 △議議案第4号 「手話言語法」制定を求める意見書の提出について ○議長(栗田洋君) 追加日程第2 議議案第4号 「手話言語法」制定を求める意見書の提出についてを議題といたします。 提出者から提案理由の説明を願います。提出者、厚生文教常任委員会委員長、米川宗司君。          〔厚生文教常任委員会委員長 米川宗司君登壇〕 ◎厚生文教常任委員会委員長(米川宗司君) 意見書を朗読いたしまして提案理由とさせていただきます。              「手話言語法」制定を求める意見書 手話とは、日本語を音声ではなく手や指、体などの動きや顔の表情を使う独自の語集や文法体系をもつ言語である。「音声が聞こえない」「音声で話すことができない」等、手話を使う聴覚障害者(ろう者)にとって、聞こえる人たちの音声言語と同様に、大切な情報獲得とコミュニケーションの手段として大切に守られてきた。しかしながら、ろう学校では手話は禁止され、社会では手話を使うことで差別されてきた長い歴史があった。 2006(平成18)年12月に採択された国連の障害者権利条約第2条には、「『言語』とは、音声言語及び手話その他の形態の非音声言語をいう。」と定義され、手話が言語として国際的に認知された。 また、政府は2009(平成21)年に内閣府に障がい者制度改革推進本部を設置し、障害者権利条約の批准に向けて日本政府は国内法の整備を進めているところであり、2011(平成23)年8月に改正された「障害者基本法」の第3条には「全て障害者は、可能な限り、言語(手話を含む。)その他の意思疎通のための手段についての選択の機会が確保される」と定められ、手話は言語に含まれることが明記されたところである。 さらに、同法第22条では国・地方公共団体に対して情報保障施策を義務づけており、手話が日本語と対等な言語であることを広く国民に知らせていくことや、聞こえない子供が手話を身につけ、手話で学べ、自由に手話が使え、更には手話を言語として普及、研究することのできる環境整備に向けた法整備を国として実現することが必要であると考える。よって国におかれては、上記の内容を盛り込んだ「手話言語法」を早期に制定するよう強く要望する。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。   平成27年3月20日                          茨城県鉾田市議会議長 栗 田   洋 (提出先) 衆議院議長  町 村 信 孝 殿 参議院議長  山 崎 正 昭 殿 内閣総理大臣  安 倍 晋 三 殿 総務大臣  高 市 早 苗 殿 厚生労働大臣  塩 崎 恭 久 殿 内閣官房長官  菅   義 偉 殿 以上でございます。 ○議長(栗田洋君) お諮りいたします。ただいま説明がありました議議案第4号について、本日、質疑、討論、採決したいと思います。これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(栗田洋君) ご異議なしと認めます。 よって、このように決定いたしました。 これより議案に対する質疑に入ります。それでは、質疑を許します。石津武吉君。 ◆21番(石津武吉君) 意見書の案文の中に、非常に私も衝撃的なことは、「ろう学校内では手話は禁止され、社会では手話を使うことで差別されてきた長い歴史があった」ということで、本当に私の認識不足を恥じるところであります。伺いますけれども、こうした事態というのは、これは戦前から続いていたのでしょうか。もしくは明治、大正から続いていたのか。戦後のこの民主化の中の社会において、こうした、そういうことが続いてきたというのが、温存されたというのはどういうことだったのかなというふうに思うのですけれども、その辺まだまだ認知されたのが2006年12月に採択された国連の障害者権利条約ということですから、まだまだ日が浅いところになっておりまして、この辺においての、このことに取り組んでこられた長い間の苦労というものがあったと思うのですが、まず差別されてきた長い歴史というのは主にどのくらいあったのか、戦後においてはこうした手話についての、ようやく国連で障害者権利条約が批准されてきているというところでございますので、そのあたりの歴史的ないきさつについて、わかる範囲で結構ですから、ご答弁をお願いいたします。 ○議長(栗田洋君) 米川宗司君。 ◎厚生文教常任委員会委員長(米川宗司君) それでは、質問についてのことなのですが、まずは長い間差別をされていたということについては、私どももまさに認識不足で、石津議員と同じように、昨日この委員会をやって、提出者からいろいろ話を聞いて初めてわかりました。まことに私どもも、また委員会の委員も同様、恥ずかしい思いをしたところでございます。しかしながら、委員会におきましては、いつのころからということも紹介議員には伺いませんでしたし、意見も出ませんでしたし、また本当に今質問がありまして、非常に恥ずかしい思いなのですけれども、まさに所管の委員長としても、さらにこの障がい者の皆さんの今までの歴史をもう一度認識しなければならないというふうに思っております。以上です。 ○議長(栗田洋君) ほかに質疑ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(栗田洋君) 質疑なしと認めます。 よって、質疑を終結いたします。 議議案第4号については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(栗田洋君) ご異議なしと認めます。 よって、議議案第4号については、委員会付託を省略することに決定いたしました。 これより討論に入ります。討論を許します。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(栗田洋君) 討論なしと認めます。 よって、討論を終結いたします。 これより採決を行います。議議案第4号について採決いたします。 お諮りいたします。議議案第4号を原案のとおり可決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(栗田洋君) ご異議なしと認めます。 よって、議議案第4号は可決することに決定いたしました。 △閉会中の継続審査について ○議長(栗田洋君) 日程第6 閉会中の継続審査の件について。 本件は、総務企画常任委員会、経済建設常任委員会、厚生文教常任委員会及び議会運営委員会から、会議規則第111条の規定により、閉会中の継続審査の申し出がありました。 お諮りいたします。申し出のとおり閉会中の継続審査とすることにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(栗田洋君) ご異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたしました。 △閉会の宣告 ○議長(栗田洋君) 以上をもちまして、本定例会に付議されました案件は全て議了いたしました。 本定例会の閉会に当たり一言ご挨拶を申し上げます。 本定例会におきまして、議員各位並びに執行部の皆様には、議会運営に対するご理解とご協力を賜り、深く感謝申し上げます。また、今年度をもちまして退職される4名の部長の皆様方におかれましては、永年にわたり市政の発展のために尽力をいただき、その功績に対して心より敬意と感謝を申し上げる次第であります。今後とも健康に留意され、それぞれの道でご活躍されることをご祈念申し上げます。 さて、本定例会の冒頭に、鬼沢市長から施政方針が述べられました。鉾田市誕生10周年の節目の年に当たり、平成27年度を「復興から飛躍へ」の大きなテーマを掲げ、いのちとくらしの先進都市実現に向けてさまざまな政策を積極的に取り組むとの意気込みを述べられました。我々議会も3日間の予算特別委員会の中で、当初予算案の集中審議を行い、市長の言葉どおりの予算編成となっていることを確認しました。そして本日、当初予算を原案のとおり可決いたしました。どうか執行部におかれましては、本予算を効果的かつ効率的な執行をされ、市民サービスの一層の向上と魅力あるまちづくり推進のために尽力をされるようお願い申し上げます。私ども市議会議員も、市民と同じ目線でそれらに注視し、本市発展のために活動をしていきたいと決意を新たにしているところであります。 間もなく桜の開花も見られ、過ごしやすい時期に向かいますが、まだまだ昼夜の寒暖の差が大きい日もございます。議員各位並びに執行部各位におかれましては、健康に留意され、市政発展のために引き続きご活躍いただきますようお願い申し上げまして、平成27年第1回鉾田市議会定例会の閉会のご挨拶といたします。ご苦労さまでした。                午後 3時07分閉会...